静岡県の信用金庫がグルメ観光スポットを紹介

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天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト

※画像 / 二俣本町駅 アジサイ

 

花のリレー・プロジェクトとは

静岡県掛川市のJR東海道線掛川駅から湖西市の新所原駅まで全長67.7kmを結ぶ天竜浜名湖鉄道(通称:天浜線)の沿線一帯を花で活性化させようと、はままつフラワーパークの塚本こなみ先生に御助力を仰ぎ、浜松いわた信用金庫、はままつフラワーパーク、天竜浜名湖鉄道が三位一体となり2018年にスタートしたプロジェクトです。


【天竜二俣駅】ガーデンデザイナー吉谷桂子先生がデザインした「ペレニアルガーデン」チューリップ

【常葉大学前駅】ヤマブキ

<活動の概要>
天浜線の20箇所の植栽地に花を植え、育てる活動をするにあたり、「アダプト・プログラム」の仕組みを導入しました。
アダプトとは養子縁組という意味で各団体には担当植栽地を我が子のように育ててほしいという思いを込めました。すべてのアダプト団体はボランティア活動として取組んでいます。
プロジェクトの趣旨に賛同した企業、学校、花の会等35団体で活動を開始し、その後活動に共感した企業、団体等から是非参加したいとの申し出をいただき、現在139団体、参加人数は延べ13,652人と、地域住民の連携が広がっています。


【寸座駅】アナベル

【知波田駅】ユキヤナギ

<活動の成果>
活動前は、ローカル沿線で市街地が少なく、沿線の土地や公園は雑草が生い茂り、空き缶やペットボトルなどのゴミが多く捨てられ、景観が損なわれていました。
活動により花木の植栽地に変わったことでゴミなどは捨てられなくなり、今では住民の散歩コースに使われ、明るい街づくりに寄与しています。
活動開始当初は購入苗を植栽していましたが、宿根草を植栽したことと、企業や高校の園芸部から余剰球根や挿し木で増やした花木を寄贈いただくなど、現在ではほとんど費用負担の無い持続可能な取り組みに発展しています。除草活動についても、こちらから依頼する前にアダプト団体から活動日時の相談があるなど、メンテナンス活動も軌道に乗っています。


【奥浜名湖駅~尾奈駅】ユキヤナギ

【遠州森駅】アジサイ

<第34回全国花のまちづくりコンクール入選>
「天浜線 人と時代をつなぐ花のリレー・プロジェクト」が第34回全国花のまちづくりコンクールにおいて3年連続で入賞を果たしました。
コンクールに参加した初年度の第32回より優秀賞、2年目の第33回には国土交通大臣賞(大賞)を受賞する快挙を成し遂げ、本年度の第34回は入選となりました。(大賞受賞後2年間は選賞の対象外)
このプロジェクトに参加いただいているアダプト団体の皆様による、地道で持続的な活動が高く評価された結果となります。

 

今後の展開

2023年に観光マップ「遠州さんぽ」や地元の皆さんの声を聞くことができる自動音声ガイド「おともたび天浜線編」を制作し、植栽地及び観光スポットの紹介と観光振興につながる取り組みを開始しました。
今後も参加いただけるアダプト団体を募集し、私たちの町を包括した協力の輪を広げていきたいと考えています。
美しくなった天浜線沿線を多くの方に訪れていただき、皆さんが花木の力で心を豊かにして頂けたら幸いです。
今後、「しずおか!ぷらっと」にて各植栽地の魅力や花の見頃を案内して参ります。


【岩水寺駅~宮口駅】ヒナハチジョウ、菜の花

【金指駅】ポピー、ヤグルマギク

 

 

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浜松いわた信用金庫職員

 これから春に向けて花々がそれぞれの植栽地ごとに咲き誇りはじめますので、ぜひ観光マップを片手に持って出かけてみてはいかがでしょうか。

 

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