江戸時代より伝わる「雛のつるし飾り」♪
「雛のつるし飾り」は、雛祭りの時に雛段の両脇に人形を飾る江戸時代から伊豆稲取に伝わる習わしです。女の子の健やかな成長を願い、ひとつひとつの飾りにやさしい心を込め、母から娘へ、娘から孫へ受け継がれています。雛の和裁細工のさげ物の風習は全国にも珍しく、伊豆稲取・九州柳川・山形酒田は「日本三大つるし飾り」と称されています。
雛のつるし飾りの歴史 ~やさしさの継承~
伊豆稲取独自の伝統である「雛のつるし飾り」の風習は、江戸時代後期から百年以上を超えると言われています。雛人形を飾る文化は江戸時代からありましたが、一部の裕福な家庭でしか扱われないとても高価なものでした。雛人形を飾ることのできない一般家庭のお母さんやおばあちゃん、叔母さんから近所の人たちまで、みんなで自分達のお古の着物の端切れなどを持ち寄り、女の子の健康と幸せの意味合いを込めた様々なモチーフの小さな人形を少しずつこしらえて、紐でつないだ独自の和裁細工「雛のつるし飾り」の伝統が始まり、現在まで受け継がれてきました。
118段におよぶ圧巻の『雛段飾り』素盞鳴神社
「雛のつるし飾りまつり」期間中、小高い丘の中腹にある素盞鳴神社の本殿までの階段118段に雛人形とつるし飾りが飾られます!圧巻の一言です!!
❖ 場所 〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取15
(※国道135号から直接入ることはできません)
❖ 期間 2023年2月18日~3月12日
❖ 開館時間 10:00~15:00 (雨天中止)
❖ 駐車場 稲取漁港沿いに15台ほどあり
つるし雛の博物館「文化公園雛の館」
文化公園雛の館は多数のつるし雛に囲まれた空間です。色とりどりのお雛様、かわいらしいつるし飾りをたくさんご覧いただけます☆」
❖ 場所 〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1729
❖ 料金 500円(小学生以下無料)
❖ 営業時間 9:00-17:00(最終受付16:30)
※雛のつるし飾りまつり期間中は 9:00-17:00(最終受付16:30)無休で開館
❖ 定休日 2023年1月20日-3月31日のイベント期間中は無休
【第26回雛のつるし飾りまつり】
「雛のつるし飾りまつり」期間中は、文化公園雛の館ほか3か所の展示会場をオープン。素盞鳴(スサノオ)神社では本殿までの階段118段が雛段飾りとなるこの時期を代表する風景をご覧いただけます!
❖ 期間 令和5年1月20日(金)~3月31日(金)
❖ 詳細HP https://inatorionsen.or.jp/20221213-2/
「つるし雛」と118段に及ぶ圧巻の「雛段飾り」は伊豆稲取を代表する文化です。一つ一つのつるし雛に込められた優しさの伝承をぜひ間近でご覧ください😊