椿姫観音は、築山御前の義理の従妹で亡き夫である飯尾連龍(いいお つらたつ)に代わり家康公と戦い討死した引間城の女城主お田鶴(たづ)の方を祀った地です。別名、椿姫ともよばれています。
椿姫観音は、太平洋戦争で一度は焼失。その後に再建され、住宅地の一角に現在まで大切に祀られています。
【観音堂】
椿姫観音は、地元では、商売繁盛、長子誕生の観音様として知られています。
【祈願石】
観音堂の中には祈願石が設置されています。心を込めて石に触れると、良縁成就、合格祈願等が出来るようです。毎月11日には、地元の方々が追善供養をしています。
【観音堂の椿】
家康公の正室である築山御前は、観音堂の近くに椿を植え弔いました。椿は毎年美しく咲き誇り、やがて椿姫観音と呼ばれるようになりました。
【凧揚げまつり】
浜松まつりの始まりは、当時の浜松を治めていた引間城主飯尾連龍とその妻のお田鶴の方の長男誕生をお祝いし凧揚げをしたことが起源になったと言われています。子供の誕生を祝う初凧の伝統は、現在も浜松まつりの壮観な凧揚げ合戦に受け継がれています。(浜松まつりは、毎年ゴールデンウイークに開催されています)
<椿姫観音のご案内> | |
場所(住所) | 静岡県浜松市中区元浜町133 |
交通アクセス | 遠鉄電車「八幡駅」下車 徒歩5分 |
椿姫観音は、家康公と築山御前ゆかりの地です。是非お越し下さい。