花のリレー・プロジェクトとは、静岡県掛川市のJR東海道線掛川駅から湖西市の新所原駅まで全長67.7㎞を結ぶ天竜浜名湖鉄道(通称:天浜線)の沿線一帯を花で活性化させようと、はままつフラワーパークの塚本こなみ先生に御助力を仰ぎ、浜松いわた信用金庫、はままつフラワーパーク、天竜浜名湖鉄道が三位一体となり2018年にスタートしたプロジェクトです。
気賀の歴史を感じる 細江神社(ほそえじんじゃ)と境内社(けいだいしゃ)めぐり
浜松市浜名区細江町気賀にある細江神社(ほそえじんじゃ)は、古くは「牛頭天王社(ごずてんのうしゃ)」と呼ばれ、今も地元で「気賀のお天王さま」として親しまれている神社です。気賀のまちの中心で、長く人々の信仰を集めてきました。
明応(めいおう)7年(1498年)の地震と津波をきっかけにこの地で祀(まつ)られるようになり、永正(えいしょう)7年(1510年)に現在の場所へ社殿が建てられたと伝えられています。牛頭天王は疫病除(えきびょうよ)けの神としても知られ、災害や病から地域を守る存在として厚く信仰されてきました。
その後、細江神社は気賀の総氏神(そううじがみ)として大切に守り継がれ、時代の移り変わりの中でも地域の祈りの場であり続けてきました。明治時代の神仏分離を経て「細江神社」と呼ばれるようになったとされ、今に続く歴史の深さを感じさせます。
境内に入ると、落ち着いた空気に包まれ、ゆったりとした時間が流れます。まち歩きの途中に立ち寄ると、気賀の歴史の重なりとともに、心がすっと静まるような感覚に出会えます。
歴史ある社殿にお参りしたあとは、境内社めぐりもおすすめです。ひとつの境内に、地域の暮らしや願いを今に伝える社が点在しています。
右手には商いや暮らしを見守る市神社(いちじんじゃ)、その奥には地域復興の歩みを伝える藺草神社(いぐさじんじゃ)があります。小さな社にも、気賀のまちの歴史が刻まれています。
左手には、五穀豊穣(ごこくほうじょう)を願う鍬大神宮(くわだいじんぐう)、素盞嗚尊(すさのおのみこと)の御子八柱(みこやはしら)を祀る八柱神社(やはしらじんじゃ)、四所神社(ししょじんじゃ)、天王稲荷神社(てんのういなりじんじゃ)、細江天満宮(ほそえてんまんぐう)、八幡神社(はちまんじんじゃ)などが並び、それぞれに地域の祈りや歴史が息づいています。
ひとつひとつの社をたどることで、気賀のまちに受け継がれてきた信仰や人々の暮らしがより身近に感じられます。長い歴史の中で大切に守られてきた“まちの記憶”にふれられるのも、細江神社の魅力です。
気賀のまち歩きとあわせて、細江神社で穏(おだ)やかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。歴史にふれ、境内の静けさに身を置くことで、気賀という土地の奥深さをゆっくり味わえます。
細江神社のご案内
細江神社
〒431-1305 静岡県浜松市浜名区細江町気賀996
気賀の歴史と人々の祈りが今も息づく細江神社。まち歩きの途中に立ち寄ると、地域の皆さまが大切に守ってきた思いが伝わってきます。静かな境内で、ぜひゆっくりとした時間を過ごしてみてください。