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徳川家康公ゆかりの地 浜松城を訪ねて

 後に天下人となった徳川家康公。その若き29才~45才の頃、今川・武田・織田氏などの戦国大名に囲まれ、戦いを生き延びて、天下取りの夢をつかんだ場所が、浜松城です。徳川三百年の歴史を刻む出世城、城を囲うように広がる公園は、四季折々の風景を楽しめます

 

築城の経緯
 永禄11年(1568年)家康公は、今川領の制圧を開始しました。武田信玄の侵攻に備え、遠州地域一帯を見渡せる三方ヶ原台地に注目しました。元亀元年(1570年)岡崎城を長男の信康に譲り、三方ヶ原台地の東南端に浜松城を築城し、領国経営の拠点としました

 

出世城の由来
 家康公が天下統一を果たし、駿府に隠居した後、浜松城は主に家康公ゆかりの譜代大名が城主となりました。石高が、5万石前後で徳川三百年の間に25代の城主が誕生し、老中に5人、大阪城代2人、京都所司代2人、寺社奉行に4人が登用されています。特に有名な城主は、天保の改革で知られる水野忠邦です。幕府の要職に登用された者も多いということから、浜松城は「出世城」と呼ばれるようになりました

 

羊歯印(しだじるし)
 浜松駅から浜松城までの街灯の最上には、家康公の兜印「羊歯」が設置されており、、この羊歯印を目印に道を進むと浜松城に辿り着くことができます

 

天守門
 天守門は、天守台の東に位置する櫓門(やぐらもん)で、浜松城の特徴的な存在です。平成26年(2014年)3月に復元されました

 

浜松城の石垣(野面積み)(のづらづみ)
 浜松城の石垣は、自然石を上下に組み合わせて積み上げる野面積みです。表面にすき間があり一見崩れやすそうに見えますが、奥行きが深く内側に小石や砂利を詰めてあるため、水はけも良く堅固だったと言われています

 

曲輪(くるわ)
 曲輪とは、城やとりでを石や土で囲んだところです。浜松城では、天守曲輪の他、清水・西端城作左の3つの曲輪がありました。作左曲輪の由来は、譜代家臣の本多作左衛門が構築したからと言われています

 

浜松城内
 浜松城内では、貴重な歴史的資料が展示されています。天守閣1階では、家康公の生い立ちや浜松城との関係などについて映像やパネル等で分かりやすく説明しています。金陀美具足という鎧など、家康公関連の展示物等もあります。

左:金陀美具足(きんだびぐそく) 右:歯朶具足(しだぐそく)

 2階では、江戸時代後期の浜松城下の様子を知ることができる復元模型が展示されています。3階には展望台があり、街の風景も眺められます。晴れた日には、北に三方ヶ原古戦場、南に遠州灘、西に浜名湖を見ることができます。なお、浜松城の周辺には豊かな緑が広がる浜松城公園があり、春は浜松市有数の桜の名所として賑わい、芝生広場では家族連れが遊び、秋は日本庭園を彩る紅葉が美しい名所として多くの人に愛されています。

 

<浜松城への交通(JR浜松駅から)>
遠鉄バスご利用の場合 浜松駅バスターミナル1番乗り場発の全てのバス「市役所南」下車徒歩5分
タクシーご利用の場合 浜松駅北・南口タクシー乗り場より乗車10分
マイカーご利用の場合 東名高速 浜松IC・浜松西ICより約30分、新東名高速 浜松浜北ICより約45分

 

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浜松いわた信用金庫職員

浜松城は若き家康公を支えた重要な場所であり、浜松の誇りです。家康公の軌跡と戦国の歴史を堪能できる場所です。是非お越し下さい。

 

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