浜松八幡宮は、浜松市の中心部にありながら、多くの木々が生い茂る森に祭られ、「八幡さま」と親しまれている。古来、勝運や立身出世、安産、長寿などの神様として、多くの人が参拝しております。
【石塔】
御神木【雲立のクス】
境内にそびえる御神木のクスノキは「雲立のクス」と呼ばれ、樹齢千年を超える古木で根回り約15m、枝張り四方約25m、樹高約15mです。幹の下部には大きな空洞があり、家康公にまつわる言い伝えも残されています。
(家康公にまつわる言い伝え)
三方ヶ原の戦いで武田信玄に大敗し、浜松八幡宮のクスノキの空洞に逃げ込んで追っ手から身を隠していた家康公。その時、突然クスノキから雲が立ち上がり、神霊が白馬にまたがって浜松城へと飛び立ちました。これを見て勇躍した家康公は、浜松八幡宮を徳川家代々の祈願所と定め、旗や弓、神馬などを奉納し、武運を祈願するようになりました。
【社殿】
平安時代後期の武将源義家公が浜松八幡宮に参詣し社殿前に旗を立て武運長久を祈願したとの伝承があり、古くから武家の信仰を篤めておりました。家康公をはじめ、代々将軍の開運の地として古くから崇められてきました。また、地元の方からも「縁結びの神」として親しまれております。
【浜松八幡宮由緒の石碑】
【颯々の松・ざざんざのまつ】
浜松八幡宮の境内には、「颯々の松」と言い伝えられている松があります。室町幕府六代将軍足利義教が富士山見物に下向した折、この松のもとで「浜松の音はざざんざ」と謡ったことから、この松を「颯々の松」と呼ぶようになりました。平成23年に五代目の松が植栽されています。
<浜松八幡宮のご案内> | |
場所(住所) | 静岡県浜松市中区八幡町 |
交通アクセス | 遠鉄電車「八幡駅」下車 徒歩3分。 遠鉄バス早出行「八幡宮」停留所下車 徒歩3分 東名高速道路を利用する場合・・・浜松IC (経路) 車で約20分 新東名高速道路を利用する場合・・浜松浜北IC (経路) 車で約35分 |
浜松八幡宮は、乱世を生き抜いた徳川家康公ゆかりの地です。是非お越し下さい。