花のリレー・プロジェクトとは、静岡県掛川市のJR東海道線掛川駅から湖西市の新所原駅まで全長67.7㎞を結ぶ天竜浜名湖鉄道(通称:天浜線)の沿線一帯を花で活性化させようと、はままつフラワーパークの塚本こなみ先生に御助力を仰ぎ、浜松いわた信用金庫、はままつフラワーパーク、天竜浜名湖鉄道が三位一体となり2018年にスタートしたプロジェクトです。
天浜線「花のリレー・プロジェクト」との美しい共演
椎ヶ脇神社は、天浜線の沿線を花で彩る「花のリレー・プロジェクト」から生まれた観光商品にも組み込まれており、地域のシンボルとなっています。
参道の石段を登り、振り返ると、そこには天竜川の雄大な流れと、鳥居の上部を颯爽と駆け抜ける天浜線の姿が。この一瞬の美しい共演は、まさにここでしか見られない絶好のシャッターチャンスです。
浜松市天竜区、天竜川のほとりにひっそりと佇む椎ヶ脇神社は、豊かな自然と歴史に彩られた神秘的な場所です。天竜川と天竜浜名湖鉄道(天浜線)が織りなす絶景は、訪れる人々の心を掴んで離しません。
自然が生み出す神秘の絶景
椎ヶ脇神社は、天竜川の右岸にそびえる小高い丘の上に鎮座しています。境内からは、悠々と流れる天竜川と、対岸の山々を一望でき、自然の雄大さを肌で感じることができます。
古くから「椎ヶ淵」と呼ばれる天竜川の深淵に臨む場所にあり、その名が神社の由来になったという説も伝えられています。天竜川の雄大な流れと、周囲を覆う緑の木々が、神社の厳かな雰囲気をより一層引き立てています。
坂上田村麻呂にまつわる歴史的背景
神社の創建は古く、平安時代にまで遡ります。伝承によると、征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷征討のためこの地を訪れた際、天竜川の洪水に阻まれました。その時、地元の人々が筏を造って将軍を渡したことに感謝し、水の神「闇淤加美神(くらおかみのかみ)」を祀ったのが神社の始まりとされています。
また、徳川家康やその家臣である大久保彦左衛門にまつわる逸話も残されており、地域の歴史を深く感じさせてくれます。
鳥居と天浜線が織りなすフォトジェニックな瞬間
椎ヶ脇神社の最大の魅力は、その鳥居と天浜線の共演です。急な石段を登りきった場所にある鳥居は、その向こうに天竜川の鉄橋を望むことができます。タイミングが合えば、鳥居の上部を天浜線の列車が通り過ぎる瞬間を写真に収めることができ、多くの写真愛好家にとって人気の撮影スポットとなっています。このユニークな構図は、SNS映えも抜群で、特別な一枚を撮りたい方におすすめです。
マップ
椎ヶ脇神社
〒431-3313 浜松市天竜区二俣町鹿島1-14

天竜川の清流と歴史、そして現代を走る天浜線が調和する椎ヶ脇神社。ぜひ、カメラを片手に訪れてみてはいかがでしょうか。