プラモデルメーカーの集積地「静岡」
静岡市は世界でも有数のプラモデルメーカー集積地です。今回は今年、創業100年を迎えた「青島文化教材社」(同市葵区)に焦点を絞り、プラモデルの魅力を紹介します。
展覧会で歴史を振り返ると、プラモデルが時代の鏡であることが分かります。
プラモデルは国策で軍事教育の重要性が強調されたころ、木製の飛行機模型づくりが推奨され、生産量を大幅に伸ばしました。
時代の特徴も反映します。「スーパーカーブーム」、映画やテレビドラマの中の登場車両なども、幅広い年齢層のファンを集めました。伝説の乗用車、二輪、軍艦も根強い支持を集めています。
ボックスアートの迫力
見逃せないのが、プラモデルの部品を入れた箱に描かれた完成イメージ図「ボックスアート」です。半世紀以上前の作品からも、迫力、臨場感がひしひしと伝わってきます。
海や空など細部まで表現されていて、作家の作品に対する情熱を感じられます。
プラモデルの世界に、どっぷりとひたって、ごゆっくりお楽しみください。
■主 催 駿府博物館、静岡新聞社・静岡放送
■開催期間 2024年7月20日(土)~9月8日(日)
■開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休 館 日 月曜日(※祝日の場合は開館し、翌日休館)
■観 覧 料 一般(高校生以上)800円