駿府博物館企画展「素材にいのちを吹き込むー針金とフェルトの世界」
©PieniSieni ©MASASHI
「針金」を使った想像上の生き物、「フェルト」による動植物。素材の持つ特徴を最大限に引き出し「いのち」を吹き込んでいることが、作家2人の結びつきをつくりました。
©MASASHI
針金を昇華させた生き物たち
針金人形作家のMASASHI(マサシ)さんは、針金、網戸、チューブなど身近な素材を組み合わせてMASASHIさんならではの世界観を具現化し、ユニークな「生き物」を創造しています。鮮やかな色の針金を「差し色」として効果的に使うことでデザイン性をさらに豊かにしています。
マサシさんは新進気鋭の作家です。日々進化する作風に驚きを感じます。これからの成長を応援するため、多くの方に鑑賞していただければ幸いです。
©PieniSieni
本物の真髄を引き出す刺しゅう
フェルト刺繍作家PieniSieni(ピエニシエニ)さんは、フェルトの質感や鮮やかな色彩の魅力を生かし、花や昆虫、植物などを立体で表現しています。食虫植物などユニークな題材を組み合わせることで作品の意外性を楽しむことができます。
ピエニシエニさんの作品の魅力は「本物を超えた本物」ということでしょうか。植物や昆虫の本質をとらえ、ピエニシエニさんの解釈を形にしたものが作品です。
針金のクールさと刺しゅうの華やかさを、是非お楽しみください。
■主 催
駿府博物館(公益財団法人 静岡新聞・静岡放送文化福祉事業団)、静岡新聞社・静岡放送
■開催期間 2024年4月27日(土)~6月16日(日)
■開館時間 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休 館 日 月曜日(※祝日の場合は開館し、翌日休館)
■観 覧 料 一般(高校生以上)800円